週刊NY生活 2013年10月5日461号
マイケル・ブルームバーグ氏がNY市長に就任した2002年と比べて現在、ニューヨーク成人市民の肥満率は25%も上昇していることがニューヨーク市衛生局の報告書によりこのほど明らかになった。
単純計算すると、「デブ」は11年前には5人に1人だったが2012年では4人に1人に。ファストフード店でのカロリー表示の義務化や16オンス以上のソーダ販売禁止などを打ち出し、肥満対策に腐心してきたブルームバーグ政権としては皮肉な結果となった。
ただし、数字で見るニューヨーカーのヘルシー度は向上している。甘味飲料を一日に一回あるいはそれ以上消費する成人は、2007年の36%から昨年は26%に。成人の喫煙者は15.5%で28%も減少した。若者の喫煙率も2001年の17.6%から8.5%と半減している。
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