米フォーブスなどの海外メディアによると、カナダの投資銀行、カナコード・ジェニュイティのアナリスト、マイケル・ウォークリー氏は米アップルのスマートフォン「アイフォーン(iPhone)」について、今年10~12月期の販売台数が4750万台になると予測している。
これは同氏の事前予測値、4500万台を上方修正したものだ。一方で同氏は1~3月期の予測値についてこれまでの4750万台から4600万台に下方修正した。
昨年10~12月期の記録を更新か?
いずれにしても、もしこの予測が正しければアップルの最高記録となる。
同社は昨年10~12月期にアイフォーンを3700万台売り上げ、次の1~3月期も3500万台を達成した。前モデル「アイフォーン4S」発売直後に打ち立てたこの販売記録を超える四半期はまだない。
ウォークリー氏がそこまで予測を引き上げるのには3つの理由がある。
1つは、アップルお膝元である米国市場で最新モデル「アイフォーン5」の需要が高いこと。同氏によれば大手通信事業者のベライゾン・ワイヤレス、AT&T、スプリント・ネクステルのいずれの店舗でもアイフォーン5は好調に売れているという。
もう1つはアップルの供給体制が改善してきたこと。アイフォーン5には本体カラーがブラックとホワイトの2種類があり、さらに異なるストレージ容量のモデルを3種類用意している。
ウォークリー氏が11月に調査したこころ、通信大手3社のいずれの店舗でも6モデルのほぼすべてが供給されていたという。