証拠を見つけるのは難しいが、ある大物評論家が「私はきっぱり断った」とも証言していることから、限りなく黒に近い灰色であることは確かだろう。
数万円から数十万円ももらっていたジャーナリストたち
鳩山由紀夫首相は、普天間問題の迷走と政治とカネの2つの問題で国民が聞く耳を持たなくなったとして辞任を決めた。
しかし、多額のカネでジャーナリストや評論家の口を封じているとしたら、首相が母親からもらっていた政治資金とか、小沢一郎幹事長の記載漏れとは比較にならないほど大きな問題なのではないか。
そして、数万円程度のカネでペンを簡単に曲げる大手メディアのジャーナリストたち。同業者だと思うと恥ずかしくて物も言えない。
また、そういう輩に限って偉そうに大きな口を叩くものだ。そういうのが黙って近くにいると考えるだけで唾棄したくなる。
エコノミストの記事によって、世界中に自分たちの恥が知れ渡っていることを肝に銘じるべきだろう。残念だが日本のメディア不況は、自業自得としか思えない。
欧州危機の行方も世界経済に暗い影を投げかけている。その中で、ギリシャに端を発した欧州危機が軍需産業にも深刻な影響を及ぼしている。そして、それは、世界の地図を大きく塗り替える可能性もある。
ギリシャ危機は世界の軍事産業を激変させる
6月3日のバズワード「欧州危機の軍事的帰結」は、その点に焦点を当てた示唆に富む記事と言えるだろう。
ギリシャ危機に端を発して収まる気配を見せない欧州危機。ギリシャに続きポルトガルやスペイン、イタリアなどへの波及も懸念されている。
そんな中、この危機が全く別の世界に大きな影響を与え、それが世界のバランスを大きく変える可能性を指摘した記事で面白い。
ギリシャは欧州の小国ではあるが、こと戦闘機や火器など世界の軍事市場からの武器調達額は世界の4%を占める、「軍事調達大国」なのである。