バンクーバー新報 2012年8月30日第35号

 8月17日から19日まで、アニメのイベント『Anime Revolution』がバンクーバーコンベンションセンターで開かれた。会場前にはコスプレ姿のアニメ・ファンが長い列を作り、ダウンタウン界隈で大きな話題となった。

メイクや小道具で本格的にコスプレ

ビデオゲーム『ゼルダの伝説』からのコスプレ

 17日午前10時。バンクーバーコンベンションセンター入り口付近には、アニメやビデオゲームのキャラクターの格好をしたコスプレイヤー(コスチューム・プレイヤー)が続々登場した。

 ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじやドラえもんなどお馴染みのキャラクターもいるが、圧倒的に多いのはビデオゲームのキャラクター。

 ハロウィン以上のシリアスぶりにクルーズシップを降りた観光客も、バンクーバーに浸透するアニメ文化に驚嘆の声を上げた。

 オンラインでゲットしたという既製のコスチュームも多いが、中には手作りもあり。メイクや小道具も大掛かりで、同行のカメラマンがレンズを向けると即座にポーズを取るところなど、まさにキャラクターになりきっている様子だった。

販売ブースやゲームサイン会も

 これまでにSFUやUBCのアニメクラブ主催のイベントもあったが、幅広い世代にアニメ文化を広げ、楽しんでもらいたいという主催者のもとに開かれた『アニメ・レボリューション』。主催者の話によると動員数は数千人以上。

 3日間の入場パス75ドルはちょっと高めでも、そこはマニア。仕事を休んで参加する20代後半も多かった。

 会場ではフィギュアやマンガ本、コスチュームの販売、パフォーマンスやコンテスト、ゲームプレイほかコスプレで写真を撮り合ったり。