●貴長官の命令に従い、北京のリビア大使館付武官のアレンジで、我々はチュニジア、フランクフルトを経由して7月16日に北京に飛び、中国の武器製造企業に対し、事前に提供済みのリストにある武器弾薬を我々に提供するよう要請した。
●最初の相手は中国陸軍の武器を製造する北方工業公司(NORINCO)だった。先方は現在在庫のある、輸出可能なすべての武器弾薬を提供することに同意し、7月22日に提供可能な武器弾薬リストと価格を我々に提出した。
●中国精密機械輸出入総公司(CPMIC)とも話し合った。同社も現在入手可能で、直ちに輸出できる武器弾薬機材などのリストと価格を提供した。中国新興輸出入総公司とも接触したが、先方は入手可能なものはすべて提供すると述べた。
●どの企業も、今回の契約については、以前取り引きのあったアルジェリアか南アフリカと契約した形式とするよう提案した。
今回入手する武器弾薬のうちアルジェリア軍が既に保有するものについては、まずアルジェリアから直接入手した後、不足分をCPMICとNORINCOが追って補充することとしたい。ただし、この件についてアルジェリア側の同意は得られていない。
●中華人民共和国は我々の良き友人であり、以前から様々な武器弾薬などの取り引きがある。中国側企業2社は今回中国で行った話し合いを秘密扱いとするよう求めている。我々はこの機会を利用し、国家を守るために必要な武器弾薬等を獲得すべきである。
●リストにある武器弾薬の主な例:射程20キロの122ミリロケット弾5000発、射程8キロの107ミリロケット弾6万発、40ミリ対戦車ロケットランチャー2407基、FAE(気化爆弾)ミサイル600発、7.62x54ミリ多目的マシンガン3000丁など、FOB価格総額4949万4500ユーロ。
