豪、フェイスブックの年齢制限18歳引き上げなどを検討

フェイスブックの画面〔AFPBB News

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手の米フェイスブックが、電子書籍の技術を手がける新興企業を買収したことが話題になっている。

 フェイスブックが電子書籍の事業に進出するのではという話題で持ち切りだが、実はそうではなさそうで、同社はこの企業の、双方向性に富んだユーザーインターフェース技術をサービスに取り込みたい考えのようだ。

 買収したのは、2010年に米サンフランシスコで創業したプッシュポッププレス(Push Pop Press)という企業。

 創業者の2人は米アップル出身の技術者で、「アイフォーン(iPhone)」や「アイパッド(iPad)」、マック(マッキントッシュ)の基本ソフト(OS)のユーザーインターフェースなどを手がけていた。

「次世代の電子書籍」と評価される

 同社は高い技術力を持っており、今年2月に開催されたあるカンファレンスで突如として注目されたが、それまではまるでステルスモードのように人目に触れずに開発が続けられていたと、フランス通信社(AFP)は伝えている。

 第1弾となった作品は、アル・ゴア元米副大統領の著書で、地球温暖化をテーマにした「私たちの選択(Our Choice)」。

 ゴア氏自身のナレーションや、図、写真、映像などがふんだんに使われたマルチメディアコンテンツで、アイパッドやアイフォーン向けアプリとしてアップルの モバイルアプリストアで販売されている。