6月22日、コンビニエンスストアに関連した2つのニュースがあった。

 1つめは、日本フランチャイズチェーン協会が発表した、5月のコンビニエンスストア売上高である。店舗売上高(税別)は、既存店ベースで6203億円(前年同月比+1.0%)となり、13カ月連続のプラス。ただし、これにはtaspo導入後にコンビニの店頭でのたばこの対面販売が好調を維持していることによる押し上げ効果が大きく寄与しており、協会によると、この特殊要因を除くと5月の売上高はほぼ横ばいだったという(日経QUICKニュース)。

 コンビニの販売状況は、表面の数字よりも実際には、はるかに厳しそうである。5月の来店客数(既存店ベース)は10億8722万人(前年同月比+2.5%)で、14カ月連続のプラスを確保。だが、平均客単価(既存店ベース)は570.6円(前年同月比▲1.5%)で、6カ月連続の減少である。客単価が下がり続ける中で、たばこを買う客のほかに、値下げを含むキャンペーンによる集客を行って、売上高をなんとか維持している姿が見て取れる。

 商品構成別の売上高について、5月の前年同月比(全店ベース)を見ると、最もシェアが大きい「日配食品」(寿司、弁当、おにぎり、パン、サラダ、惣菜、牛乳、乳製品、生菓子など)が前年同月比▲0.8%で、4カ月連続の前年割れになっている。「加工食品」も前年同月比+0.3%という非常に低い伸び。ほかでは、「非食品」(たばこはこれに含まれる)が前年同月比+10.2%、サービスが同+6.6%になっている。