十分は、天燈(ランタン)に願い事を書いて空高くあげる体験ができるところです。昔は元宵節(げんしょうせつ:春節から数えて15日目の日)の行事でしたが、いまでは娯楽の1つとして1年を通して楽しめます。

 ランタンは平渓線という鉄道の線路上であげます。線路沿いには、天燈の店や食堂、土産物店などが立ち並び、にぎわっています。

 線路上で毛繕いをしていた猫は、雨の気配を察したのか、屋根のある場所に入ってきました。

 食堂の店先で大きな声で鳴いている猫がいました。店のおかみさんによると「ごはんをください!」と言っているのだそうです。おかみさんは「わかったよ。朝食の営業が終わってからだよ」と、猫に声をかけていました。猫は納得できない様子で、さらに鳴いていました。