10月27日、コスピ(KOSPI)が4000ポイントを突破した(写真:AP/アフロ)
2025年10月27日、日経平均株価が史上初めて5万円を突破したが、韓国でもコスピ(総合株価指数)が4000ポイントを超えた。
国内では不況色も強いが、世界的なAIブームに乗った「半導体2強」の株価が牽引した。
この日、韓国の証券市場では、コスピが前週末比58ポイント上昇した3999ポイントで取引が始まり、あっさりとコスピが4000を突破した。もちろん史上初。
年初から60%上昇
今年最初の取引日だった1月2日の終値は2399ポイントだった。10か月間で60%以上もコスピが上昇したことになる。
6月30日に3000ポイントに達してから4か月で4000ポイントを超えた。この日、コスピは先週末比101ポイント高い4042で取引を終えた。
李在明(イ・ジェミョン=1964年生)大統領はASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議出席のためにマレーシア訪問中だが、コスピ4000突破を大いに喜んだはずだ。
というのも、李在明大統領は就任前から「株価」に並々ならぬ関心を寄せていたからだ。かねて大統領に就任したら「コスピ5000を目指す」と公言していた。
6月の就任直後の国会施政演説では「資本市場の透明性、公正性を回復できればコスピ5000時代を開くことができる」と具体的な株価に言及した。
また記者会見では「資本市場の先進化を通してコスピ5000時代を準備する」と述べ、そのために「AI、半導体など未来産業に大きな投資をする」と約束した。
もともと株式投資にも関心があったのか。