「紙」表示があってもリサイクルNGの場合も
B類として分類される禁忌品の代表格が、ヨーグルトやカップラーメンの容器や紙コップなどに使われることが多い「防水加工された紙」。防水加工された紙は、古紙の処理工程で融解できないため、基本的に原料として使うことができない。

しかしヨーグルトやカップラーメンの容器などでは、「紙」マークが付いている紙容器も多い。これが多くの人を混乱させる一因になっているようだ。地域によっては古紙としてではなく、燃えるゴミとして出す必要がある。「紙」と表示されているため、知らずに古紙として回収に出してしまっていたという人も多いだろう。
ゴミ清掃員としての経験から、ゴミに関する知識を発信しているお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一氏。滝沢氏もXで「水に溶けないものはリサイクルできないと覚えてくれると助かります」と注意喚起を促し話題になったことがある。
ヨーグルト容器は紙と書いてありますが、古紙回収に出さないでも大丈夫です。おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。リサイクルに協力してくれようとして、古紙回収に出してくれる方がいますが、防水加工しているので、紙として再生されません。紙マークが書いてあるのに厄介ですね。水に溶けない… pic.twitter.com/i630d81u2l
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) May 10, 2024
ただし、滝沢氏は「紙と書いてあれば何でもOKの地域あり」という補足も付け加えている。実際、地域によっては牛乳パックと同じ資源ゴミとして出せるところもある。
古紙回収のルールは地域によって異なるため、それぞれの地域で定められたルールを確認することが大切だ。