「紙」表示があってもリサイクルNGの場合も

 B類として分類される禁忌品の代表格が、ヨーグルトやカップラーメンの容器や紙コップなどに使われることが多い「防水加工された紙」。防水加工された紙は、古紙の処理工程で融解できないため、基本的に原料として使うことができない。

紙マーク付きでもリサイクルできない紙がある

 しかしヨーグルトやカップラーメンの容器などでは、「紙」マークが付いている紙容器も多い。これが多くの人を混乱させる一因になっているようだ。地域によっては古紙としてではなく、燃えるゴミとして出す必要がある。「紙」と表示されているため、知らずに古紙として回収に出してしまっていたという人も多いだろう。

 ゴミ清掃員としての経験から、ゴミに関する知識を発信しているお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一氏。滝沢氏もXで「水に溶けないものはリサイクルできないと覚えてくれると助かります」と注意喚起を促し話題になったことがある。

 ただし、滝沢氏は「紙と書いてあれば何でもOKの地域あり」という補足も付け加えている。実際、地域によっては牛乳パックと同じ資源ゴミとして出せるところもある。

 古紙回収のルールは地域によって異なるため、それぞれの地域で定められたルールを確認することが大切だ。