司法制度を使って魔女狩り
トランプはどんなタイプであれ、独立した機関を脅威と見なす。
次の政権はFRB議長のジェイ・パウエルを解任しようとするのではないかとの憶測が飛び交っている。
パウエルは記者団に対し、トランプは「法の下で(議長更迭を)許されていない」と語った。
だが、トランプは法の支配について独自の考えを持つ。
司法長官に指名されたマット・ゲーツは、未成年との性行為を含む倫理規則違反の疑いで仲間の共和党議員から調査を受けていた。
容疑を否認しているゲーツは、自分はトランプと同じように、政治化された司法制度の犠牲者だと考えていると主張している。
スティーブ・バノン(元首席戦略官)やピーター・ナバロ(元大統領補佐官)など、トランプのその他の側近たちは最近、刑務所から出所した。
彼らは怒り狂い、復讐心を燃やしているかもしれない男たちだ。自分の敵を追い詰めるために司法制度を利用するかもしれない。
これは魔女狩りに巻き込まれる個人だけでなく、国全体にとって悪い知らせとなる。