マット安川 震災後の日本外交、中でも中国に対して陳謝したことに「何をしているんだ!」と怒り心頭だった今回のゲスト・石平さん。日本人以上に日本を心配しており、民主党が掲げる「人権擁護法案」や「外国人参政権」に対しても、元外国人だった石平さんならではのお話をいただきました。

危ないと見れば逃げ出す外国人に、参政権など必要ナシ!

「マット安川のずばり勝負」ゲスト:石平/前田せいめい撮影石 平(せき・へい)氏
評論家。中国四川省生まれ、北京大学哲学科卒。1988年に来日し、神戸大学大学院終了後、民間研究機関に勤務。『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)刊行以来、日中問題・中国問題を中心に評論活動を続けている。2007年末、日本国籍に帰化。(撮影:前田せいめい、以下同)

石平 今回の震災以降、外国人、特に中国人の多くが日本から逃げ出しました。この事実を知ってなお、彼らに参政権を与えようと言う人が、私には信じられません。

 もちろん、危ないからと逃げるのは本人の自由だと思います。しかし、そこではっきりするのは、彼らには日本の地域社会と運命を共にするつもりなどないということです。

 「外国人も仲間なのだから、一緒に地域のことを考えよう」などというのはキレイ事でしかない。日本の今と未来を真剣に考えているのは日本人だけだということを認識すべきだと思います。日本人と同じ権利がほしいのであれば、私のように帰化すればいいんです。

 いずれにしても日本は、外国人をもっと警戒すべきです。例えば中国人は今、日本国内の不動産を買いあさっています。利に敏い彼らのこと、中国の不動産バブルが崩壊するからと、安全な投資先として日本に資産をシフトしているのかもしれません。

 それだけならただの経済行為ですから問題はないのですが、背後にいる中国政府が国際戦略として、資源や安全保障に関わる土地を買わせている可能性も否定できないでしょう。

 日本政府はそのあたりをしっかり調べて、すぐにでも手を打つべきです。法整備には時間がかかると言われますが、政治家をちゃんと働かせればいい。人権擁護法なんてものを作ろうとしているくらい、今の日本の政治家はヒマを持てあましているんですからね。

13億人の中で一番腹黒い人間がトップに就く。それが中国

 鳩山由紀夫前首相は先ごろ中国を訪問し、福島原発の事故による放射能汚染をめぐって陳謝しました。いったい何を考えているのか!? 私には彼の神経が理解できません。

 今はまだ被災者の方々が、日本国民が苦しんでいる最中です。陳謝すべきは、外国より何より被災者に対してでしょう。