米アマゾン・ドット・コムの2024年1~3月期決算は、売上高が前年同期比13%増の1433億1300万ドル(約22兆6200億円)だった。1~3月期として過去最高を更新し、4四半期連続の2桁増収を達成した。
5四半期連続の営業増益
純利益は3.3倍の104億3100万ドル(約1兆6500億円)。営業利益は3.2倍の153億700万ドル(約2兆4200億円)で、5四半期連続の営業増益となった。主力のEC(電子商取引)事業が好調だったことに加え、クラウド事業の増収率が5四半期前の水準に回復した。
1株利益は0.98ドル(前年同期は0.31ドル)で、売上高とともに市場予想を上回った。同日の米株式市場の時間外取引でアマゾン株は2%上昇した。
アンディ・ジャシーCEO(最高経営責任者)は決算説明会で、「24年は事業全体で好調なスタートを切ることができた。顧客体験の向上と業績結果の両面でそれが表れている」と自信を示した。
直営ネット通販7%増、広告は4Q連続の100億ドル超え
事業別売上高は、直営のネット通販事業が前年同期比7%増の546億7000万ドル(約8兆6300億円)。外部出品者からの手数料収入や出品者向け物流サービス収入は16%増の345億9600万ドル(約5兆4600億円)だった。