こんにちは。世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回は保養地として有名なフランス南部のコート・ダジュールを訪ねます。旧市街が魅力的なアンティーブと、岩山に作られた「鷲の巣村」を2回に分けてご紹介します。
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ニース(コート・ダジュール)国際空港から車で高速道路を西に進むと、10分もしないうちに、こういった風景が見えてきます。このような、険しい岩山にある小さな村がコート・ダジュールにはいくつもあり、まとめて「鷲(わし)の巣村」と呼ばれています。
そのうちの2つ、カーニュシュルメールとエズという村を訪ねました。まずは、上の写真であるカーニュシュルメールから。
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カーニュシュルメール村の山の頂上にはグリマルディ城があり、そこまでは石畳の階段や細い坂道が続いています。自動車は通れないので、麓には駐車場があります。そこから、村の散策をスタートすると、目の前を白黒猫が横切りました。
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ゆっくりと自分の後をついてくる見慣れない人間に気がついて、猫は木陰に身を潜めました。でも、姿勢を低くして挨拶すると、「案内をしてほしいの?」というような目で、近づいてくれました。