坪洲島に古くからある路地は、狭くて味わい深いです。

 週末は都会から遊びに来る人も多いのですが、平日は人通りが少なく、猫がよく目につきます。人を気にせずに歩いていたこの猫はもうすぐ20歳を迎えるそうです。空き地の隅で用を足して家に戻る途中です。

 坪洲龍母廟という寺院の裏手には猫が何匹かいますが、あまり仲良くなく、互いに距離を置いています。みんなオス猫だからでしょうか。

 町のはずれにある公園に、白い猫がぽつんと取り残されたように座っていました。左右の目の色が異なるオッドアイです。「君は、オッドアイなんだね」と話しかけると、「それが、何か?」と、クールな表情でこちらを見てくれました。