エンゼルス・大谷翔平投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 電撃契約の先には一体何が待ち構えているのだろうか。MLB(米メジャーリーグ)は10月5日にレギュラーシーズンの全日程を終え、ポストシーズンに入った。

 だが、大谷翔平投手の所属するロサンゼルス・エンゼルスはア・リーグ西地区3位に終わり、ワイルドカードシリーズ進出も果たせずに早々と終戦を迎えた。

 その一方でエンゼルスはオフに入る直前のつい先日“ビッグサプライズ”を用意し、米国だけでなく日本の人々をも大きく驚かせたばかりだ。

昨季は300万ドル、今季は550万ドル、そして来季は3000万ドル

 10月1日に大谷翔平投手と来季3000万ドル(約43億5000万円)の1年契約で契約合意したことを発表。今オフの大谷は年俸調停権を持っていたが、回避してレギュラーシーズンの終了直前に大型契約の合意に至るという異例の選択に踏み切った。

 予想していなかった大谷の電撃1年契約には米メディアや有識者、関係者の間から、さまざまな反応が飛び出した。

 シンシナティ・レッズやワシントン・ナショナルズでGMを歴任した現解説者のジム・ボーデン氏がツイッターに「理解に苦しむ」と投稿し、ニューヨーク・ポスト紙のジョエル・シャーマン氏は「この契約によってトレード市場でさらに魅力的な存在となった」と書き込んだ。