長いが魅惑のイントロを持つ曲

 最初は、こちら。

●『HEART OF THE SUNRISE/YES』

『燃える朝焼け』という邦題もついた曲です。イエスは、クラシックやジャズなど様々な音楽とロックを融合した、いわゆるプログレッシブ・ロックのバンドで、イントロがどうの・・・という次元で曲を作っているワケではないですが・・・これはヴォーカルが登場する前までがハイライトという感じの、魅惑のイントロを持つ曲ですね。

 CMやドラマ、映画などでも、このイントロだけが使用されたりしていますから、ご存知の方も多いと思います。

 ちなみに、こちらはイントロだけで何と3分40秒あります。

 続いては、こちら。

●『THEME FROM SHAFT/ISAAC HAYES』

『黒いジャガー』という映画のテーマソングとしてアイザック・ヘイズが作った曲。アカデミー主題歌賞も受賞している名曲ですね。

 この曲の魅力はイントロに凝縮されていると思います。ワウというエフェクトを効かせたギターのフレーズと、チッチーというハイハットのリズムを中心にして、ホーンやストリングスが絡み、クールという言葉がピッタリのイントロ。

 映画では主人公の探偵=シャフトが街を闊歩する冒頭のシーンに使われていました。

 これもイントロだけで2分40秒あります。

 次はハードロックから。

●『SWEET CHILD O’MINE/GUNS N’ROSES』

 1980~90年代のアメリカン・ハードロックを代表するバンド=ガンズ&ローゼズの大ヒット曲です。イントロで、ギターのスラッシュが弾くフレーズがメチャクチャカッコいいですよね? これはいろんなギタリストを魅了していて、例えば、B'zの松本孝弘さんもライブでカバーしていますよ。

 ちなみに、こちらのイントロは45秒です。

 最後は、もはや官能的とも言えるイントロの、こちら。

●『THAT LADY/THE ISELEY BROTHERS』

 アメリカのヴォーカル&インストゥルメンタル・バンドのアイズレー・ブラザーズの曲です。基本的に兄弟と従兄で結成されたバンドなんですが、五男坊のアーニー・アイズレーが弾くギターが素晴らしく、後のファンクバンドなどにも大きな影響を与えたほど。筆者はたまに、このイントロだけ聴きたくなることも・・・。

 これも短めといえど、33秒あります。

 今の時代には嫌われているような長いイントロですが、アナログ・レコードが人気復活したように、また重宝される時代が訪れるでしょうかね?

 興味を抱かれた方は、YouTubeなどでご紹介した曲を是非チェックしてみて下さいね。