トラーパニからフェリーに乗って約35分、エーガディ諸島のファヴィニャーナ島に着きました。島の名前の「ニャーナ」の部分を発音すると、なんだかウキウキしてきます。

 フェリーを降りると、さっそく犬がていねいな挨拶をしてくれました。

 高いところだけでなく、地面にも猫はいます。なだらかな坂道に体を預けるように佇んでいました。トラ猫が多い島のようです。

 トラ猫はよく似た柄と顔をしているので、「あなたは、さっき会った猫ですか?」と聞いたり、撮った写真を再生して確認します。

 家の中から出てきた猫もトラ猫でした。

 トラ猫の場合、同じ猫かどうかわからないときは、額の「M」字の太さや濃さをまず見るようにしています。次に見るべきところは、前足のシマシマ柄です。ダメ押しでさらに確認したいときはシッポです。長さと太さ、シマシマの間隔も個体により微妙に異なります。