1月30日に那覇空港に到着した際には、わざわざ“お色直し”して廃棄寸前のグローブ40個を再利用したド派手な特注コートを着用。翌31日のキャンプイン前日には「BIGBOSS Presents」として自らが主催者となり「キャンプイン前夜 花火ショー」と銘打ったイベントを開催し、名護市の夜空に打ち上げられた約2200発の花火を観覧しながら報道陣の前で「涙腺がヤバくなりました」と述べ、目頭を熱くしていた。

 このように、とにかく話題には事欠かない。ここまで新庄監督のパフォーマンスや言動には多くの人たちがおおむね好意的であり、特に普段はプロ野球にあまり興味のない「低関心層」からは強い支持を得ているようだ。

1月6日、スパイダーマン風のド派手な衣装で、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の特別イベントに登場した新庄剛志監督(写真:アフロ)

派手なパフォーマンスに「飽きた」の声もちらほら

 だが、段々と「賞味期限切れ」が近づいているのも動かしようのない事実である。

 1月30日の那覇空港到着時にわざわざ奇抜なデザインのコートに着替えるパフォーマンスを見せた時も報道そのものは確かに注目こそ集めたとはいえ、キャンプ地入りした12球団の指揮官の中で唯一のノーマスク姿で各メディアの写真にバッチリと収まってしまったことも大きなマイナスとなり、ネット上で批判が殺到。

 その他、新庄監督関連のニュースでも徐々にではあるが、ネットやSNS等で「もう飽きた」「選手を主役にしてほしい」などと的を射たコメントも散見され始めている。