ポスティングを申請し、その動向が注目される鈴木誠也。今シーズン、キャリアハイの38本塁打を打ち、2度目の首位打者を獲得した。

 果たして日本の誇るスラッガーはどうやって生まれたのか。

「野球をもっと楽しむ場所を作る」ことを目指し、鈴木自身がコンテンツを配信する「オンラインBASEBALL PARK」で語った、幼少期を紹介する。

幼少期を振り返って気づく「考える力」

 鈴木誠也です。

 今回から数回にわたって、僕自身の半生を振り返りながら、これまで経験してきたことが今にどう生きているか、どう感じているかを綴ってみたいと思います。

 目的は「野球」について自分で考えることの大事さと、(あくまで僕が思う)考える力のつけ方を提示することです。

 「誠也選手のように“トップレベルの選手であり続けながら野球を大好きでいる”ためにはどうすればいいのか教えてほしい」という編集部からのとても難しい問いに、なんとか答えることができたらいいなと思います。

 そして、野球をしている子ども、教える指導者はもちろん、それ以外のスポーツにたずさわっている子ども、教育関係者の方々に、なにかヒントになってくれれば、と。