(羽田真代:在韓ビジネスライター)
韓国の与党「共に民主党」に所属する国会議員の金炳周(キム・ビョンジュ)氏は10月21日、軍の総合監査の際に、「空軍第271航空制御飛行隊台のロゴが日本のトヨタ自動車『MR-S』のロゴに似ており、変更が必要だ」と指摘した。
トヨタ自動車の「MR-S」は1999年10月に生産が始まった2シーターのスポーツカーで、2007年7月に生産が終了している。一方、2010年に創設された空軍第271航空統制飛行隊台は、「ピース・アイ」と呼ばれる空軍のE-737航空管制機が所属する部隊だ。
時系列を考えれば、「問題のロゴは空軍第271航空統制飛行隊台の創設以降に作成されたもので、トヨタ自動車が考案したロゴよりもはるかに後だった」とこの議員は主張している。
金炳周議員は総合監査の場で空軍のロゴを印刷したコピー用紙を手に取りながら、「鷲がいて、鷲の上に“M”がありますよね。さらに雷も確認できます」と発言。続けて、トヨタ自動車の『MR-S』のロゴを印刷したコピー用紙も手に取り、「ここにも鷲がいて“M”マークがある。おまけにMR-Sの“S”が雷のように見える。中にあるマークほとんどが同じだ」「鷲も目の形が少し違うだけでそっくりだと言える。これはとても問題だ」と述べた。
彼は総合監査長官に対して、このような類似ロゴになった原因の究明及び早急なデザインの変更を求めた。
この金炳周議員の指摘をメディアが取り上げたことから、韓国民から「早くデザインを変えろ」「日本の真似をして日本の悪口を言う。日本がいなければ生きることすらできない。日本の劣化コピー」「パッと見ただけでも親日派が作ったものだと分かる。悪い奴らめ」「日本がいなければ何もできない寄生虫。その劣等感が朝鮮ゴキブリの憤怒だ」「完全に模倣だ。2010年はそんな時期だったから仕方がない」など、様々な意見が寄せられている。