校舎の内部はこんな感じ。
公園に面した低層棟の多目的ホールは、木調パネルの回転ルーバーを採用する。180度回転するルーバーは、表裏それぞれの面に吸音と反射の機能を持たせている。これは担当者の1人、滝村菜香氏(前編の写真を参照、https://jbpress.ismedia.jp/articles/gallery/66303?photo=7)が力を入れている本邦初の仕組みで、公園側から見たときに開け閉めの変化がどう見えるのかが楽しみだ。
工事がもう少し進んだら、施工プロセスもリポートしたい。
ちなみに、我がOffice Bungaのある池袋西口からこのキャンパスまでは、2019年に開業した「IKEBUS(イケバス)」1本で行ける。
「10輪駆動8輪操舵」の電気駆動ミニバス。デザインは水戸岡鋭治氏。速度がゆっくりなので30分くらいかかるのだが、歩いてもそのくらいかかる微妙な距離なので、とても楽ちん。新キャンパスで「現代建築の一般化と国際化」みたいな講義が必要であれば、ぜひお声がけいただきたい(英語で講義はできないけれど)。
◎本稿は、建築ネットマガジン「BUNGA NET」に掲載された記事を転載したものです。
池袋建築巡礼の記事一覧はこちら
https://jbpress.ismedia.jp/search?fulltext=%E6%B1%A0%E8%A2%8B%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%B7%A1%E7%A4%BC