ロースクール在籍中の小室さん、なぜ法廷闘争ではなく「解決金」による解決を選ぶか
もう20年も昔のことになるが、当時の小泉純一郎首相がすすめたいわゆる「小泉改革」は、新自由主義による自由競争社会を日本に取り入れることにあった。規制を取っ払い、自己責任型の社会にする。そこで生じた問題はあとから解決する。その役割を積極的に果たすのが裁判所とされた。米国のような訴訟社会。そのためには、弁護士を増やす必要がある。そこで司法制度改革も必要とされ、裁判員制度が誕生し、日本にもロースクールができた。果たして、その目論見が実現しているかどうかは別としても、ほぼほぼZ世代に近い眞子さまや小室さんが新しい価値観を持ち合わせていてもおかしくはない。
まして小室さんは、現在、米国のロースクールに留学中だ。いったい米国で何を学んでいるのか。
あえて法廷闘争を避け、内々で「解決金」を支払って解決しようとする。はて?
私のような下衆の勘ぐりからすれば、裁判になったら公になってしまう不都合な事実が隠されている、だからできない。それよりは、話し合いで相手を納得させて「解決金」で口封じをしたいのではないか。いわば日本風の手打ちだ。
そう考えてしまう私は、皇室とは縁遠い本当の下衆なのかもしれない。だが、これだけの言い分がありながら、米国のロースクールに通って訴訟を由としない小室さんの良識が理解できない。もはやアイデンティティーもすっ飛んでいる。それで、あえて面倒くさい道を行って、世間を騒がせているのなら、迷惑な話だ。