東京オリンピックの開会閉会イベントに関して、タレントの容姿を侮辱するような演出案が提案されて、それがマスコミにリークされ、ディレクターが辞任するといった騒ぎが起きました。
辞めた人は「佐々木宏」さんというのだそうで、本人の書いた「謝罪文」がネットに公表されていましたので、まずそれを引用してみましょう。
以下の引用は2021年3月18日付の東京新聞(https://www.tokyo-np.co.jp/article/92221)を参照しました。
「昨年3月の私のLINEのグループラインの中において、オリンピック開会式のアイデアフラッシュを仲間うちでやり取りする中で、私のアイデア及び、発言内容に、非常に不適切な表現がありました」
この表記が間違っていないかぎり、以下の話は昨年3月、つまり2020年3月時点、新型コロナウイルス感染症初期で、学校が休みになり卒業式がなくなったりしていた頃、まだ志村けんが存命であったかもしれない頃に発言されたものであるらしい。
もう少し読み進めてみます。
「出演者の候補として名前が上がっていた渡辺直美さんに対する演出アイデアの中で、宇宙人と地球⼈の接点的な役柄で、オリンピックの使者的キャラということで、オリンピックの語尾をピッグという駄洒落にして、オリンピッグという名前のピンク色の衣装で、耳がぶたのはどうだろう、というような発案をしました」
このディレクターさんは現在66歳だそうです。昨年時点でもすでに老爺の領域に入っている人が、「オリンピック」という言葉の語尾に「てんてん(濁点)」をつけて「ピッグ」というありがちな「親父ギャグ」を言ってみたということのようです。
以下、中国で情報がダダ洩れになっていたため官公庁での利用がストップすることになったLINE上の記載というのも、ちょっとしたネタかと思います。
ちなみに私はLINEを一切使用していません。
大学情報部署の教員として、セキュリティ的に怪しいものは基本的に一切使わない、使えないという規定があります。
私はセキュリティのプロではありませんが、理系の情報教官ですので、一定のアーキテクチャは見え、私はこのアプリにはタッチできないと判断しています。
しかし、昨年時点で65歳のディレクター氏はそこそこ気が若いようで、LINEを日常的に活用していたらしい。
情報通信の中身を考えないまま、ブラックボックスにあれこれテンコ盛りで情報を排出してしまっていた。
その「ライン排出」の具合をご本人の弁で見てみましょう。