eMAXIS Neo自動運転

eMAXISNeo自動運転のパフォーマンス
eMAXISNeo自動運転のパフォーマンス2019年5月28日~2021年2月15日。三菱UFJ国際投信の資料を基にMonJa編集部作成

 2020年の1年間で、2倍以上に値上がりした『eMAXIS Neo自動運転』。2021年に入ってからも好調なパフォーマンスは続いており、過去1年間の騰落率は126%にも上ります。

 日本では2020年4月から、ドライバーが前方を監視しなくても良い「レベル3」の走行が解禁されるなど、自動運転の実用化が着々と進んでいます。2020年11月に、ホンダが世界初の「レベル3」の自動運転が可能な自動車を発売すると発表したことも話題になりました。自動運転関連の法律も整いつつあり、さらなる発展が期待される投資分野です。

eMAXIS Neo自動運転の組み入れ上位銘柄
  銘柄 国・地域 比率
1 テスラ 米国 8.4%
2 アンバレラ ケイマン諸島 7.2%
3 ヴィオニア 米国 6.8%
4 ニオ ケイマン諸島 6.0%
5 ゼネラルモーターズ 米国 6.0%
6 フォード 米国 5.9%
7 ビステオン 米国 5.9%
8 アプティブ ジャージー 5.6%
9 バイドゥ ケイマン諸島 4.7%
10 エックスペリ 米国 4.0%

2021年1月29日時点。月次報告書を基にMonJa編集部作成

 『eMAXIS Neo自動運転』の組み入れ比率の第1位は、米国の電気自動車大手テスラです。同社では、すべての新車に「レベル2」相当の自動運転機能を搭載。近年、欧州を中心にグローバルで排ガス規制が強化され、電気自動車の販売台数が増加していることなどを追い風に、テスラの株価は2020年の1年間で7倍以上に膨らみました。

 組み入れ比率第2位のアンバレラは、自動運転に欠かせない画像処理などを担う半導体メーカー、第3位のヴィオニアは自動車に搭載するセンサーなど、安全システムに関連する部品のメーカーです。

eMAXIS Neoバーチャルリアリティ

eMAXIS Neoバーチャルリアリティのパフォーマンス
eMAXIS Neoバーチャルリアリティのパフォーマンス2018年12月3日~2021年2月15日。三菱UFJ国際投信の資料を基にMonJa編集部作成

 2018年12月3日に設定された『eMAXIS Neoバーチャルリアリティ』。家電量販店などで、ゴーグル型のバーチャルリアリティ(VR)ヘッドセットを見かけたことがある人も多いでしょう。

 VRといえばゲームなどエンタメのイメージが強いですが、実は不動産業界でコロナ禍におけるモデルルームの内覧に使われたりと、医療や防災の分野でも活用されています。フェイスブックやグーグルもVR市場に参入しており、すでに多くの投資家の注目を集めているテーマといえるでしょう。

eMAXIS Neo自動運転の組み入れ上位銘柄
  銘柄 国・地域 比率
1 スリーディー・システムズ 米国 23.0%
2 ビュージックス 米国 14.3%
3 マイクロビジョン 米国 8.6%
4 パラメトリック・テクノロジー 米国 6.1%
5 ビステオン 米国 5.0%
6 フェイスブック 米国 4.2%
7 エヌビディア 米国 4.2%
8 アンバレラ ケイマン諸島 3.7%
9 シナプティクス 米国 3.1%
10 スナップ 米国 3.0%

2021年1月29日時点。月次報告書を基にMonJa編集部作成

 2021年1月末現在、『eMAXIS Neoバーチャルリアリティ』の組み入れ銘柄は全19社。組み入れ上位10銘柄のうち、9割を米国企業が占めます。

 組入れ比率1位のスリーディー・システムズは、3Dプリンターの大手企業。同社はVRを活用した外科手術のトレーニングシステムも提供しており、リアルな画像と生体組織の反応を疑似体験しながら手術の練習ができるそう。日本法人も展開する、業界のパイオニア企業です。

 VR市場の将来性や現状については、日本におけるVR研究の第一人者である筑波大学の岩田洋夫教授のインタビュー記事もぜひご参照ください。