米アマゾン・ドット・コムは10月27日、米国とカナダの物流拠点で10万人の期間従業員を追加採用すると明らかにした。
年末商戦の繁忙期に向けて入荷や商品ピッキング、梱包、出荷、配送などの業務に従事する人員を確保する計画で、人材管理や安全管理、IT(情報技術)、ロボットや機械操作などの担当者も雇うとしている。
米経済ニュースのCNBCによると、カリフォルニア州やテキサス州、メリーランド州、ジョージア州、ニュージャージー州で多くを採用するという。
6月までに雇用87万人以上に拡大
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、EC(電子商取引)需要が急増したため、アマゾンは異例の措置を取ってきた。
まず3月と4月には、北米の物流施設や配送ネットワーク、傘下の食品スーパー「ホールフーズ・マーケット」などで計17万5000人を臨時雇用した。5月末はこれら期間従業員の約7割に当たる12万5000人を正社員に登用すると発表。
こうしてアマゾンの世界正社員数は6月末時点で87万6800人になった。
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○アマゾンが2020年に発表した主な採用計画
3月:10万人の期間従業員採用を発表
4月:7万5000人の期間従業員採用を発表
5月:期間従業員12万5000人の正社員化を発表
6月:世界正社員数、87万6800人(期間従業員を除く)
9月:3万3000人の正社員(オフィス職や技術職)採用を発表
9月:10万人の正社員採用を発表 10月:10万人の期間従業員採用(今回の発表)
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