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(姫田 小夏:ジャーナリスト)
8月3日、中国・広州市で海珠涌大橋が開通した。この橋を連日多くの人が訪れている。全長400メートルの橋の途中に奇妙な隙間があり、そこにポツンとたたずむ一軒家を見るためだ。
海珠涌大橋は、取り残された一軒家を避けるために、そこだけ道路が二股に切り離されている。その様子は、上空から見るとまるで“眼”のようだ(下の写真)。
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中国では、抜けない釘のように一戸だけ残った家を「釘子戸(ディンズフー)」という。訪れた人たちは、橋の上から興味津々で、この老朽化した3坪ほどの釘子房を眺め、写真を撮ったり動画を撮ったりしている。