連載「ニューノーマル時代の大学」の第5回。学生は思っていたより寂しがっている・・・。リモート授業の日常化にともない顕在化したさまざまな課題とそれへの対応策を専修大学商学部の渡邊隆彦准教授が提示する。

 7月末、春学期が終わりました。ゴールデンウィーク明けにリモート授業が始まり、一度も学生と会うことのなかった3カ月でした。

 リモート授業がスタートした当初は、学生もわれわれ教員も新しい環境に適応するためにバタバタし、同時に新鮮さを感じるハレ(非日常)の時間でした。しかし、それが3カ月続くとケ(日常)になります。最初は見えなかったことが見えてきました。

 本連載第1回で、「出席率が初回は驚異の99%、その後も6月前半まで9割前後をキープ」というお話をしました。しかし、6月半ばを過ぎると出席率は目に見えて低下し、最終月の7月は6~7割の出席率に落ち着いてしまいました。これは、従来の対面型での私の授業の出席率とほぼ同じです。いったいどういうことなのでしょう。

働きアリの法則は大学にも当てはまる?

 どうやら、テレワークを急遽導入した企業の現場にもこれと似た現象があるようです。