写真:アフロ

いよいよ再開するJリーグ。華やかなプレーに釘付けに“なれる”、サッカーファンが待ちに待った日々がやってくる。では、その華やかなプレーをする選手の目線には何が映っている? 鹿島アントラーズでプレーし、いずれも「天才」と呼ばれた3人の選手、本山雅志、野沢拓也、柴崎岳とクロストークを行った岩政大樹氏が紐解く。

自粛で実現した「対話」コンテンツ

 1年半ほど前に、メルマガとライブ配信、そして選手や監督との対談の配信を組み合わせた『PITCH LEVELラボ』を立ち上げました。ときにイベントを交えながら、会員の方々と相互にサッカーを語る場所として毎週配信を行っています。

 テーマは「原則」です。

 サッカーの原則、選手がプレーをする上での原則、監督がチーム作りを行う上での原則。「原則」の次にくる「判断」の部分を語る前に、頭の中に“初め”に浮かぶもの、浮かぶべきものを考え、見つけ、整理してみようと、直近で気になった試合で起きたプレーをもとに掘り下げてきました。

 そんな中で起こった新型コロナウイルスの危機。サッカーも何もかもが止まりましたから、『PITCH LEVELラボ』も窮地に立たされたわけですが、ピンチはチャンス。“こうなったからこそできること”を考えた中で、オンラインでの対談を行ってきました。

 これまでのように、スケジュールや場所を気にかける必要はありません。可能性が広がり、その中で新しい枠組みができてきました。

 それが「言語化シリーズ」。

 ピッチの中に確かにある「感覚的」なものを、それを備えた選手たちにどんどん質問をして、言葉にしてみよう、というものでした。

 その第1弾は「“天才”を言語化する」と題して、鹿島アントラーズ時代の同僚、本山雅志さんと野沢拓也との鼎談という形をとりました。

 第2弾は、スペインでプレーしている日本代表・柴崎岳選手と「“ゲームメイカー”を言語化する」というテーマで対談。