来店客の検温をするスタッフ。中国、浙江省杭州のApple Storeにて(写真:Featurechina/アフロ)

 米CNBCロイターなどの報道によると、米アップルは米国で直営店「Apple Store」の一部店舗の営業を再開するという。新型コロナウイルス感染拡大の対策として、一時閉鎖を決めてから2カ月ぶりのオープンとなる

アラバマやサウスカロライナなどの4州で再開

 南部アラバマ州や南東部サウスカロライナ州、北西部アイダホ州とアラスカ州には計6店の直営店があるが、このうち何店舗かが5月11日の週に再開するとCNBCなどは報じている。

 アップルのウェブサイトを見ると、アラバマ州の店舗の再開日は5月13日。ただし、時間を午前11時~午後7時としており、当面は短縮営業するようだ。

 また、ロイターなどによると、店員と来店客には検温とマスクの着用を義務付ける。ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を確保するため一度に入店できる人数を制限する。当面は修理を中心に営業し、商品の購入はオンライン販売を利用するよう勧めるという。

中華圏を除く世界約460店舗を一時閉鎖

 アップルは全世界に510店の直営店を構えている。このうち2月1日に中国本土の42店舗を一時閉鎖。その後、中国の店舗は3月16日までに全店が再開したが、アップルはこの3月16日に、中華圏を除く世界約460店舗を一時閉鎖すると発表した。