3月20日、韓国では反日運動が収まる気配を見せないなか、ある日本製品が発売されるということで、3000人以上の人がつめかけ、長蛇の列ができた。
その商品とは、任天堂のゲームソフト『あつまれどうぶつの森』である。
韓国でも社会的距離措置(Social Distancing)により、3月から始まる新学期は4月に見送られ、企業でも在宅勤務に切り替えているところが多い。
そのため家での過ごす時間が圧倒的に増えた。巣ごもり消費が増えたせいで宅配業者だけが忙しくなったが、これからの経済崩壊を恐れ日用品以外での消費は冷え切っている。
しかし、『あつまれどうぶつの森』は品切れ状態が続く。
そのソフトを動かすには定価36万ウォン(約3万1500円)のゲーム機本体が必要だが、中古サイトでは50万ウォンでもいいから売ってほしいと懇願されるほどになっている。
購入できない人たちは、SNSに投稿されるゲームの内容を見て擬似体験して満足せざるを得ない状態だという。
世界的なヒット商品なので、韓国だけに当てはまるわけではないが、どうぶつの森がヒットしているわけは、一言でいうと「癒し」である。