注意点としては、こういった場合、最低、日常会話程度の意思表示ができないと、トラブルが起きた時に危険極まりないということである。こういった施設は往々にして裏街道の方々が営んでいるというのは、世界共通である。

重大なのは「生きること」

 健康な男子は性には闊達なもので、健全な肉体と、女性の神秘に対する真面目な探究心を持ち合わせている。

 かつてはアメリカのビル・クリントン元大統領や日本では宇野宗佑元総理。今ではイタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相などが話題になっているが、世界を動かす指導者たちでさえ、欲望を抑えるのが難しいということの表れと言える。

世界最南端の町、チリのプンタアレーナスにあるホテル・モンテカルロは椎名誠の小説『パタゴニア』で紹介され、日本人の多くがこのホテルに泊まる。

 クリントンは言った、「ミス・ルインスキーと不適切な関係を持った」。そして、「やりたいからやったのではなく、やれるからやったのだ!」と。さすが、大統領! これは男性の本質を突いた一言ではないだろうか。

 健全な男であれば、女性と長時間一緒にいた場合には、原始本能として身体の奥底から鬱勃とするものがこみ上げてくるものだ。そのひたすらに情欲的な男子を受け入れる女性は、まさに観世音菩薩の化身と呼ぶにふさわしい。

 ゲーテは言った。「人生において重大なのは生きることであって、生きた結果ではない」と。

 男女の出会いは自分が主役のページェント(舞台)である。ならば、たとえ、いくつになろうとも、目をギラギラと光らせて美しい獲物を狙うがよろしい。