アマゾンのロゴ(写真:ZUMA Press/アフロ)

 米メディアのシーネットCNBCによると、米アマゾン・ドット・コムは2020年に新たな食料品店をオープンする計画だという。

「消費者にもう1つの選択肢」

 同社の広報担当者によると、場所はロサンゼルス市ウッドランドヒルズのショッピングセンター内。

 店名やその後のチェーン展開、取扱商品、価格帯などは明らかにしていないが、11月11日に同社の求人サイトに公開された募集案内には「アマゾン食料品ストアの1号店」とある。

 つまり、2017年に傘下に納めた高級スーパーマーケット「ホールフーズ・マーケット」や米国で17店舗を運営しているレジ精算不要のコンビニエンスストア「Amazon Go」のように、多店舗展開する可能性がある。また、シーネットは、店名にはアマゾンの名が冠される可能性があると報じている。

 広報担当者によると、新店舗はホールフーズ・マーケットとは異なる形態の店となり、それぞれが独自の展開をしていくという。「ホールフーズは高品質オーガニック/ナチュラルフーズのリーダーとして今後も成長していく。今年は17店を新規オープンしたが、さらなる新規出店も計画している」と話している。一方、新たな食料品店では、消費者にもう1つの選択肢を提供するという。

多店舗展開の準備着々と

 米ウォール・ストリート・ジャーナルは今年10月、アマゾンがホールフーズとは異なる食品スーパーチェーンの出店計画を進めていると報じていた。