自動車修理工場の老夫婦が可愛がっている猫たちは、20匹くらいいました。何匹飼っているのかと聞いてみると、正確な数は数えたことがないし、わからないとのこと。

 ちょうど、近所の魚屋さんが余った魚を持ってきて、バケツに入れていました。それらを茹でて猫たちに与えているそうです。

 修理工場の裏手の道にも猫たちがいました。修理工場の勝手口から出入りして、ご飯をもらっているようです。

 バナナの木や旅人の木などが町のあちらこちらにあり、熱帯モンスーン気候の地域にいることを実感します。

 飛行機がなかった時代から交易の中心地だったペナン島。この島にいる猫たちの祖先は、さまざまな国からやってきたのでしょう。島の気候と風土に順応して暮らす子孫たち。性格や毛並みなどの豊かな個性に注目しながら、猫さんぽを楽しんでみてはいかがでしょう。

※ペナン島への行き方
 日本からの直行便はなく、クアラルンプール(マレーシア)で乗り換えが一般的。所要時間は、トランジット時間を含め10時間半ほど。香港経由、シンガポール経由でも行けます。

 島の南東にあるペナン国際空港からジョージタウンまでは、タクシーでおよそ40分。バスではおよそ1時間30分です。

 また、ペナン島とマレー半島との間には2つの橋が架かっているのでマレー半島から車で行くことができます。またバタワースからジョージタウンへは、フェリー(所要時間は約20分)も出ています。