こんにちは。世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回はタイの古都チェンマイで出会った猫たちをご紹介します。前編はこちら。
三毛?サビ?フシギ模様のチェンマイの猫たち
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56946

 旧市街の寺、ワット・チェンマンで、猫と遊びながらカメラを向けていたら、地元の青年が「どんな風に撮れたか見せて」と話しかけてきました。カメラの背面液晶モニターで再生画面を見せると、「ぼくも猫を撮っているんだ」と、スマホを操作し始めました。

 お寺の猫がスマホを覗き込んでいます。猫の写真が出てくるのがわかっているんでしょうか。

 彼がスマホで見せてくれたのは、自宅で飼っている白猫でした。青年は画面をいとおしそうに見つめ、「猫が待っている」と帰っていきました。

 前回は主にチェンマイの旧市街を紹介しました。一方、新市街では開発が進められ、主要道路の拡幅も進んでいます。

 静かな新市街の朝です。

 旧市街の東側を流れるピン川を渡ってすぐのところにワット・ケート・カーラームというお寺があります。

 この寺の通称は「犬寺」。戌年生まれの人にご利益がある寺で、戌年生まれに特化した「おみくじ」が人気です。