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『毎日新聞』には取材姿勢も含めて猛省を促したい

(文:原英史)

 6月11日の『毎日新聞』1面トップに、「特区提案者から指導料 WG委員支援会社 200万円、会食も」との見出しで、私の顔写真入りの記事が掲載された。

 虚偽と根本的な間違いに基づく記事であり、強く抗議するとともに、記者と毎日新聞社、コメントを寄せた識者に対して名誉毀損訴訟の提起を準備する。

あり得ない「収賄罪」のコメント

 第1に、あたかも国家戦略特区ワーキンググループ(特区WG)委員の私が「指導料」を受け取ったかのような見出しと図が掲載されている。そのような事実は一切存在しない。

 私は、記事に出てくる特区ビジネスコンサルティング社(特区ビズ社)なる会社やその顧客から、1円ももらったことはない。

 毎日新聞記者は、私が金銭を受け取った事実を探し回ったが、結局見つからなかったのだろう。記事の本文をよくよく読むと、私が金銭を受け取ったとは書かれていない。

 その代わりに、私と「協力関係」にある特区ビズ社が「200万円」を受け取ったとのストーリーに仕立てたようだが、そもそも同社と私は特に「協力関係」にあるわけではない。たしかに同社の社長は知人だが、知人が経営・在籍する会社はいくらでもある。一般にそれを「協力関係」とは呼ばない。

 それで、こんな見出しを掲げ、私が「収賄罪」相当のことをしたとのコメントまで掲載しているのは、まったくの虚偽というほかない。

「会食」云々も、私は毎日新聞記者の取材に対し、きちんと明確な根拠を示して否定した。それにもかかわらず、虚偽の記事が掲載されたことは、本当に遺憾だ。

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