地球の地質年代には様々な名前がついています。古生代、中生代といった言葉はご存知の方も多いでしょう。
その中に「千葉」という日本の地名がつく「チバニアン」という命名が検討されており、かつ地元の反対でそれが暗礁に乗り上げつつあると報じられています。
(https://www.asahi.com/articles/ASM5T56N0M5TUTIL016.html)
関連の問題には長年関心があるので、少し掘り下げてお話してみたいと思います。
かつて40数年前、私は中学高校で「地学部」というものに属し、千葉県の当該地域路頭を巡検してティーンの時期を過ごしました。
そこでの経験、地質調査をしていたら地権者に測量棒を持って追いかけられたりとかも含め、察せられることが多々ある気がします。
地質年代とは何か?
初めにまず、地球上の地質年代とは何かを考えてみましょう。
ジュラシック・パークという映画の名前はよく知られていると思います。これは中生代、恐竜が栄えた時代が「ジュラ紀」と呼ばれることによる命名で、約2億年前から1億5000万年前までをそのように呼んでいます。
地質年代ですが、生き物によって命名されていることが面白いポイントです。
なぜかと言えば、化石によってそれらを知ることができるから。また、かつてはそれくらいしか、方法がなかったからです。
ジュラシックパークが恐竜で、その名前がジュラとついているのは、何となくみんな知っている。では、そのジュラという名前はどこから来るのでしょうか?
ジュラ山脈という地名をご存知の方は、大幅に減っています。