ヤマハがジャパンインターナショナルボートショーで展示したプレジャーボート各種(筆者撮影、以下同)

 あなたは「ボート」と聞いて何を想像するだろうか?

 自分の生活とは無縁な富裕層の遊び──。そんなふうに「ボート」をとらえる日本人が多いのではないだろうか。

 そのイメージはあながち間違っていない。筆者が訪れた国内最大級のボート展示会「ジャパンインターナショナルボートショー」(2019年3月7日~10日、パシフィコ横浜)は、ボートがまさに富裕層向けの商品であること物語っていた。

 ヤマハ、スズキ、ホンダ、トヨタ、そして海外メーカーの大型クルーザーの出展に交じって、英国のマクラーレンやロールスロイス、イタリアのランボルギーニやアメリカのテスラなど高級車がズラリと並んでいる。

 マクラーレンの関係者は「ボートショーでは過去に(マクラーレンの)車が売れた実績があるので、今年も出展した」と話す。

ボートショーに展示されたマクラーレンの車

 また、船舶用エンジンである船外機では、大排気量・大出力化の商品が目立った。