アマゾン、米シアトル近郊でロボット宅配開始

米アマゾン・ドットコムの新型宅配ロボット「スカウト」の写真。同社提供(2018年12月15日撮影)。(c)AFP PHOTO / Amazon〔AFPBB News

EV新興企業への投資を主導

 米アマゾン・ドットコムが、自動車分野への投資を加速させている。2月15日には、米国の新興電気自動車(EV)メーカー「リビアン・オートモーティブ」への7億ドル(約770億円)の投資をアマゾンが主導したと伝えられた(米ウォールストリート・ジャーナル米ニューヨーク・タイムズ)。

 リビアン・オートモーティブの創業は2009年。ミシガン州プリマスに本社を置く従業員数750人ほどの企業で、昨年11月にロサンゼルスで開催されたモーターショーで、ピックアップトラックとSUV(多目的スポーツ車)の電気自動車を披露した。同社は、これらを2020年にも米国市場に投入する計画だ。

自動運転ベンチャーの資金調達に参加

 これに先立つ2月7日、自動運転技術を手がける米国の新興企業「オーロラ・イノベーション」が実施した5億3000万ドル(約590億円)超の資金調達に、アマゾンも参加したと伝えられた。

 こちらの創業は、2017年。カリフォルニア州パロアルトに本社を置くオーロラ・イノベーションでは、米グーグルのグループ会社「ウェイモ」の立ち上げに携わった人物が、最高経営責任者(CEO)を務めている。オーロラは今年初めに、ドイツ・フォルクスワーゲンと韓国・現代自動車と契約を結んだと発表。この契約のもと、近い将来、自社開発のソフトウエアとハードウエアを2社の車両に搭載する計画だ。