トランプは移民キャラバンに国境を越えさせないため、5900人の米兵を国境沿いに派兵した。米軍の兵士を国内に展開させることは異例である。
というのも米国には1878年に成立した民警団法(PCA)という法律があり、軍隊を国内に派遣してはいけないルールがある。
米軍は本来、対外的なことに派兵され、災害時などを除いて国内では活動しない。
反対の共和党と賛成の民主党
米軍は敵を殺傷するために訓練された組織であり、今回のような丸腰の人間を相手にすべきではないとの考えがある。
いまはまだ催涙弾で済んでいるが、今後移民キャラバンが強引に国境のフェンスを破壊して越境してくることがあれば、トランプは武力攻撃も厭わないだろう。
移民キャラバンの受け入れについては中間選挙での争点にもなった。概括すると、トランプの共和党が受け入れに反対で、民主党が受け入れ賛成に回っている。
反対派の代表格はもちろんトランプだが、受け入れ賛成派としては連邦下院エリジャ・カミングズ議員(民主党)などがいる。
「彼らに国境を越えることを許してから難民申請をさせるべきだ。それこそが法律というもの」