米アップルはこのほど、米国の人気トーク番組「The Oprah Winfrey Show」で知られる大物タレントで、実業家のオプラ・ウィンフリー氏とオリジナル番組の制作に関して、複数年のパートナーシップ契約を結んだと発表した。
サブスクリプション形式の映像配信
計画している番組の内容や、配信時期、配信形態など、詳細については明らかにしていないが、アップルは、サブスクリプション形式の映像配信サービスの立ち上げを計画しており、そのためのコンテンツをウィンフリー氏と共同で制作すると、米ウォールストリート・ジャーナルは伝えている。
事情に詳しい関係者によると、アップルは、番組配信とクラウドサービス「iCloud」を組み合わせたサブスクリプションサービスを検討している。雑誌のサブスクリプションサービスなど、ほかのサービスと一緒に提供される可能性もあるという。また、同社はまだ、具体的なサービス開始時期を決めていないが、おそらく来年になる見通しだと関係者は話している。
(参考・関連記事)「アップル、今度は雑誌の読み放題アプリを買収」
大物女優や映画監督とも続々契約
ウォールストリート・ジャーナルによると、アップルが契約を結んだ著名人は、ウィンフリー氏だけにとどまらない。同社は、女優で映画プロデューサーのリース・ウィザースプーン氏、女優・コメディアンのクリステン・ウィグ氏、映画監督のJ.J. エイブラムス氏やM・ナイト・シャマラン氏とも同様の契約を結んでいるという。