マット安川 今回は2011年第1回目の放送として、3人のゲストをお招きしてお送りしました。政治評論家・平野貞夫さん、経済アナリスト・円山法昭さん、そして金融・株式のスペシャリスト・赤間憲明さん・・・。
初の試みでしたが、各界を代表して交わされた議論は「番組放送史上で最も過激」と言っても過言ではない濃厚な内容となりました。
■平野貞夫氏(右奥)
政治評論家、元参議院議員、民主党高知県連顧問
■円山法昭氏(右手前)
経済アナリスト、SBIモーゲージ株式会社代表取締役執行役員COO
■赤間憲明氏(左手前)
金融アナリスト、モーニングスター論説委員
世界で独り負けの日本経済。民主党の責任は大きい
政治評論家、元参議院議員、民主党高知県連顧問。議員時代は、国会実務や運営、憲法・法律に精通した「小沢一郎の知恵袋」と称された。
平野 私は参議院議員を引退して約6年になりますが、その間、民主党の立場で国民の生活第一という政治を実現すべくいろいろなことをやってきました。
菅(直人首相)さんにもアドバイスをしましたが、こんな政治になろうとは全く予想していなかった。
結果的には菅さんと仙谷(由人官房長官)さんにダマされたわけですけど、政権づくりに関わった責任が私にはある。まず深くお詫びを申し上げたいと思います。
円山 民主党政権は確かに期待通りではなかったですね。
日本の株価は新年早々上がっています。ですが世界の株価はもっと上がっている。
リーマン・ショックから2年経ち、世界はもはやリーマン・ショック後ではないわけです。韓国もアメリカも中国も、どこもリーマン・ショック前の株価になっている。
回復していないのは日本だけ、日本だけがもたもたしている。それは政治だけではなく、我々経済界にも問題があると思いますが。