2009年の時点でこうしたライバルたちに対抗する形でズーリリーは事業を始めた。
ライバルも続々誕生、市場は激戦模様に
子供服分野において先駆的とはいえ、ニューヨークを拠点に置くビートレンディー(bTrendie)やトスティー(Totsy)が2009年秋から追随し、現在は熾烈な戦いとなっている。
セラーズ氏によれば、現在ズーリリーの会員数は、「競合の4~5倍」とのこと。会員数は非公開とのことだが、今年8月にベンチャーキャピタルのオーガストキャピタル(August Capital)から、さらに600万ドルの出資を受け、資本金を1060万ドル(8億9000万円)に増やした。
深刻な不況が続く米国経済の中で、ズーリリーの成長性が評価されてのことだろう。
現在は米国市場向けのみの展開ということだが、既に海外への商品発送の要望も多いそうだ。セラーズ氏は「将来的には海外展開もあり得る」と話す。近い将来、日本でも同社のサイトを通じて商品を買えるようになるかもしれない。