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渋谷も、次の時代へ。

100年に一度の再開発

 2020年東京オリンピックを目前にし、東京の再開発計画が各所で行われています。そこで、東京の都市計画の一つひとつにフォーカスをあて、考えていきます。まず最初は、渋谷の再開発からです。

 渋谷の再開発は急ピッチで進んでいます。すでにみなさんもご存じの「渋谷ヒカリエ」もその一つ。巨大ターミナル駅でありながら高層ビルのなかった渋谷のランドマークとなった建物です。

 そして、2017年、キャットストリート沿いに進む渋谷宮下町計画が、「渋谷キャスト」として開業を迎えました。クリエイティブ産業を振興するための拠点となり、渋谷エリアと原宿・表参道方面の人の流れを結びつける役割を担います。

 渋谷エリアの開発はこれで終わりません。その規模は100年に一度の再開発とも言われ、東京オリンピックを目処に進んでいます。

 渋谷キャストのあと、2018年秋に開業予定の南街区(渋谷ストリーム)の建設が本格化します。翌年の2019年には中心部の渋谷駅街区・東棟、道玄坂1丁目駅前地区再開発が進みます。同年には、渋谷パルコを建て替える宇田川町14・15番地区再開発も行われます。そして、2027年度には渋谷駅街区・中央棟と西棟が開業、駅街区全体が完成し「新しい渋谷」になる予定です。

 計画の雰囲気を知るには、現在、渋谷川沿いの新たな水辺空間の誕生として注目されているのが「渋谷ストリーム」を見るといいでしょう。渋谷川を挟み、西に旧東急東横線の高架、東に明治通りをのぞむこのエリアは、渋谷駅周辺で唯一川が地上に顔をだすエリアでもあります。工事現場は、欅坂46「サイレントマジョリティー」のPV撮影などにも使われており、一部では有名です。

 渋谷ストリームの事業コンセプトは「クリエイティブワーカーの聖地」です。渋谷最大級のオフィスや約180室の客室を備えたホテル、商業施設のほかホール、カンファレンス施設など多様なワークスタイルを支援する施設を予定しています。