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グーグルの手法は家電業界に通用しない
グーグルは未熟な企業と米紙が批判〔AFPBB News〕
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ニューヨーク・タイムズはメーカーが困惑していると伝えており、このことはグーグルが提携企業との関係に力を入れない未熟な企業であることを物語っていると批判している。
グーグルには、ベータ版の段階からサービスを公開し、徐々に改良を重ねていくという企業文化がある。しかしこれは家電の世界では通用しない手法だ。例えばメーカーは業界のイベントや、年末商戦、新学期商戦などに合わせて製品開発を進め、綿密な販売戦略を練る。しかし今回のような突如の要請は、グーグルという企業がパートナーシップとのかかわり方のスキルを身につけていない証拠だとしている。
記事では、グーグルがそうした能力を身につけ、ハードウエアメーカーや放送局と良い関係を築いていく必要があると指摘している。製品も十分に磨き上げてからリリースすべきという。
記事は最後に、米国の調査会社フォーレスターリサーチのアナリストの次のような皮肉で締めくくっている。
「最高のチョコレートクッキーのレシピは誰にでも作れる。しかし材料を適切に混ぜ、正確な温度と時間で焼き上げる前の段階は、まだクッキーではない。それが今のグーグルTVだ」
