「Project PRIDE」でアクセンチュアの誇りを取り戻せ

アクセンチュア 執行役員 人事部長 武井 章敏氏 
大手自動車メーカーの人事部にて20年振りの人事制度全面改訂に従事。その後、外資系コンピューター、SPA(製造小売業)を経て、2012年アクセンチュア入社。執行役員 人事部長、グローバル ヒューマンリソース マネジメント コミッティメンバーに就任。Think Globally, Act Locallyの考えの下、人と組織の活性化に取り組む

 「Project PRIDE」は、アクセンチュアで働くすべての人々が、プロフェッショナルとしてのあり方に、自信と誇りをもてる未来を創造する全社員イノベーション活動であり、”アクセンチュアで働くすべての社員が、自分たちのやっていることや自分たちの会社にプライドをもてる状態にしたい”という江川氏の願いが込められている。

 プロジェクトを始めるにあたり、まずは「ダイバーシティ」「リクルーティング」「ワークスタイル」の3つを優先課題として設定した。

・ダイバーシティ・チャレンジ
→女性、外国籍の人、クリエイターなど、さまざまな人が活躍する状態をつくる

・リクルーティング・チャレンジ
→急成長し続けるスピードに合わせて、継続的に優秀な人材が参画し、活躍する状態をつくる

・ワークスタイル・チャレンジ
→より短い時間で、高品質の価値を生み出す働き方を定着させる

 そうは言っても、これらの課題に取り組むには、何からどう手をつけていくべきなのか。社内で議論を重ね、アクセンチュアのなりたい姿として以下の図にまとめられた。

Project PRIDEを通して、社員にとって働きがいのある会社、そして世の中から認められて選ばれる会社になることを目指す

 「アクセンチュアは外資系の小さなコンサルティング会社と思われていたところから、今や従業員は約9,000人となり、日本の相当数の大企業と取引をさせていただくようになりました。そうなると、社員ひとりひとりがアクセンチュアのブランドにならないといけない。そこで、『挨拶をちゃんとしましょう』とか『ゴミを拾いましょう』とか『エレベーターに乗る人がいたらドアを開けてあげましょう』とか、そういう基本のキから始めていきました」(武井氏)