幅広い学習と深掘り研究の両利きカリキュラム

 プログラムは、1年次、2年次ともに年20回~23回ほど設けられ、土曜日の10:00~12:00に実施されている。講師は、東京学芸大学や首都大学東京、法政大学、明星大学などの教授をはじめ、NPO団体などのメンバーなど多岐にわたる。

 例えば、1年次のカリキュラムでは以下のようなテーマが扱われている。

 ・生涯学習時代の市民の学習
 ・健康教育
 ・社会経済システムの持続可能性
 ・教育と子供たちの未来
 ・つくって食べて交流
 ・科学技術「新エネルギーと原子力発電」
 ・環境保護「生物多様性と地球環境」
 ・地方自治のしくみ、地方財政
 ・アロマでリラックス
 ・コミュニケーションは人間洞察
 ・地域を探る
 ・環境とボランティア
 ・災害と地域福祉
 ・老後と社会福祉

 1年次の教養課程を経て、2年次のゼミナール形式の専門コースに分かれ各自が主体的に特定テーマを深掘りすることになる。

 例えば第7期の財政コースでは、各自が、介護保険や普通建設事業費、自治基本条例、水道事業、教育費、ごみ問題など様々なテーマで学習を深め、提言をまとめる受講生もいた。

 また福祉コースでは、昭島市の福祉施設と費用、こどもの貧困、居場所づくり(サロン)、ピンピンコロリの健康学、サービス付き高齢者向け住宅、在宅ケアなどが扱われた。