いつまでも健康でいられるための秘訣とは?(写真はイメージ)

 医療の発達が目覚ましい。「人生120歳」と言われる日も、決してそう遠い将来ではなさそうだ。だが、同じ年代の高齢者でもいつも溌剌として元気そうな人と、そうでない人がいる。その違いは一体何なのか。

 この3月に『あなたの健康寿命はもっとのばせる!』(日本文芸社)を上梓した慶應義塾大学大学院の渡辺光博教授に、“老いのメカニズム”の秘密について聞いてみた。

何事もプラス思考で考える

──年をとっても健康でいられるためには何が必要でしょうか。

渡辺光博氏(以下、敬称略) まず、充実した老後を過ごし最期まで元気に過ごすために必要なのが「ポジティブシンキング」です。自分の健康を幸せと感じ、積極的な生活を送るポジティブな人は、健康で長生きしやすいと考えられています。実際に何か目的を持っていたり、いろいろなことに興味を持ちながら日々を生きている人は老けにくいようです。

 慶應義塾大学の坪田一男教授は、「ごきげんな人は10年長生きできる」として、明るく「ごきげんに生きる」ことを提唱しています。世界的にも“気分の持ちよう”と健康の関係についてさまざまな研究が行われています。