会社で部下や上司とのコミュニケーションは、円滑に取れているだろうか?
普段から意識していても、毎日の業務に追われてなかなか自分のコミュニケーションを客観的に見ることは難しい。
企業組織の中で、非常に重要視されるコミュニケーションについて、クラウド人材管理ツール『カオナビ』を提供する株式会社カオナビとパブリックスピーキング及びPRのコンサルティングを手掛ける株式会社グローコムがそれぞれ調査を実施した。経営層・管理職の立場なら、部下のモチベーションを維持・向上させ、マネジメントしていく必要があるが、上司と部下の意識ギャップについて興味深い結果がみられた。
社員の仕事のモチベーションが高まるきっかけ
仕事のモチベーションが高まるときについて一般社員の回答の中で最も多かったのは「給料がアップした」が53.6%、「お客様にありがとうといわれた」が52.2%と、いずれも半数以上の回答結果になった。昇給などの「金銭的報酬」だけでなく、他人から感謝されたり褒められたりする「社会的報酬」も仕事のモチベーションとなっていることがうかがえる。
また、「社長や上司から直接名前を呼んでもらって仕事の成果をほめられた」が33.0%、「同僚に感謝された」が31.8%と社内からの具体的な評価に対しても大きな割合を占めていた。
この結果を受けて、部下のモチベーションをアップには、昇給や昇格に加え、「褒める」「評価される」ということが、大切だといえそうだ。