米アップルが10月18日に発表した7~9月期の決算は、売上高が203億4000万ドルで1年前に比べ約67%増となった。純利益は43億1000万ドルで同70%増加した。

 いずれも四半期ベースで過去最高を記録しており、売上高は初の200億ドル超えとなった。

iPhoneは前年のほぼ2倍に

アップルが過去最高業績、7~9月期売上203億ドル

アップルが過去最高業績〔AFPBB News

 アップルの業績に大きく貢献したのは6月後半に発売した「アイフォーン4(iPhone 4)」で、同四半期にアップルは合計1410万台のアイフォーンを販売している。この数字は前の四半期に比べて約70%増、1年前と比べるとほぼ倍増(91%増)となる。

 4月3日に発売したタブレット端末「アイパッド(iPad)」も好調で販売台数は約419万台と、4~6月期の327万から約3割増えた。

 パソコンの「マック(Mac)」も堅調に推移しており、1年前に比べ3割増となっている。アイフォーン、アイパッド、マックのいずれの販売台数も四半期ベースで過去最高を記録している。

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アイフォーンの販売も好調〔AFPBB News

 アイパッドについては、アナリスト予測の470万台を下回ったことから市場を落胆させたとも報じられているが、アップルは「本来であればもっと売れたはずだ」と強気の姿勢を見せている。

 アイパッド、アイフォーンともに在庫不足が続いており、生産が間に合わない状態。同社は現在、年末商戦に向けて急ピッチで生産を急いでいると説明している。